なんちゃって村田のジャイアンツ blog

ジャイアンツ、試合結果、選手プロフィール

イースタン情報 辻東倫

f:id:takajinking9:20150609232315j:plain

【イチオシ上昇株】辻“逆打ち”効果一発
 
体に巻き付くようにバットが出た。5月31日の2軍・日本ハム戦(G球場)。2点ビハインドの5回無死満塁で「3番」の辻が高梨から中堅へ同点の2点適時打を放った。「初球から一発で仕留められたのは良かったです」と笑顔を見せた。

 今季は4月に岡崎2軍監督の“逆打ち指令”を受けた。インサイドアウトのスイングを体に染みこませるため、練習、試合を通じて打球を中堅から左翼方向に限定したのだ。「意識しないと体が開いてしまっていたので。お陰で少しは内からバットが出始めたのではないかと思います」。内から出るバット軌道で、内角球を右方向に強くはじき返せるようにもなった。

 ただ、今も模索は続いている。今季は一本足打法でスタートも、結果を残せず、ノーステップ、すり足を試した。グリップの位置も胸の高さや頭の高さで構えたこともあった。現在は肩のラインよりやや下にグリップを置き、足を上げて打っている。「これが今、一番安定して打てるものだと思う。調子が悪いなりにも自分の打撃ができるようにしていきたい」

 理想の打球は「右中間、左中間をライナーで割る二塁打」。中距離打者として、糸を引くような強く低い打球を心がける。しかし、あくまでそれは今の話。「最終的には(高橋)由伸さんのような、ホームランも打てる打者になりたい」と2年連続でオフの自主トレをともにした“師匠”のような打者が究極の目標だ。

 5月29日の同日本ハム戦(G球場)からは「3番」を任されている。「(岡崎2軍)監督からは積極的にガツガツいくように言われている。何番でも初球から狙っていきたい」。未来の正遊撃手は進化を続けて行って欲しいです。