プロ野球 2015 巨人×中日 17回戦 ~東京ドーム〜
4日で3度のサヨナラ&5連勝で奪首 坂本「思い切って」決めた2点打!
2度あることは3度ある。巨人が中日をサヨナラで下し5連勝。50勝リーグ一番乗りで、単独首位に浮上した。2点を追う9回1死満塁、片岡の左前打で1点差とすると、続く坂本の左越え二塁打で試合を引っ繰り返した。この4試合で3度目のサヨナラ幕切れ。いよいよ大混セを抜ける波は来たのか。巨人のミラクル夏休みは、まだ始まったばかりだ。
いつもは淡々と話す坂本の声が、ワンオクターブ高かった。お立ち台に立つと、背番号6は一気にまくし立てた。
「最後、いい場面で回ってきたので、何とか決めたいと思っていました! 思い切って、積極的に行って、それがいい結果になってくれました! いい流れで5連勝しているので、明日も勝って、みんなで喜びましょう!」。締めの言葉に、東京Dが揺れた。
今週3度目となる劇的幕切れだった。2点ビハインドの9回。「ワンチャンスで追いつけると思っていた。誰も諦めてなかったです」。1死から代打・高橋由が四球を選ぶと、続く代打の立岡が中前安打でつないだ。
橋本が歩いて満塁とすると、片岡のタイムリーで1点差とし、なおも1死満塁。逆転が濃厚な雰囲気の中、主役が打席に入った。いつもより指1本分だけ短く握ったバット。福谷の初球、低め直球を捉えると、低いライナーが左翼・藤井のグラブの先を抜けた。
二塁付近で跳びはねるヒーローを目がけ、ナインがグラウンドへなだれ込んだ。ただ、打席では冷静かつ正確に状況を把握していた。「相手も追い込まれている。長打はいらない場面。コンパクトにいこうという気持ちでした」。10年9月21日の横浜戦(東京D)以来、自身7度目のサヨナラ打は、決めるべくして決めた。
原監督もベンチを飛び出し、両手を上げて2度、派手なガッツポーズを繰り出した。サヨナラの興奮がさめぬまま指揮官が会見場に入ると、勝利インタビューのカメラは準備途中。「ん? ちょっと、来るの早かったか?」―。真っ赤な頬は緩みっぱなしだ。「貯金は3つだろ? えっ4つか! まあ、まだ5割ちょっとだから。4つかあ。てんてんてん(・・・)だな」
今週3度目のサヨナラで5連勝。50勝リーグ一番乗りで、首位に返り咲いた。指揮官は「チームの流れというか、いい風が吹いていると思う。全員の力を結集して、相手チームに戦いを挑み、果敢に攻めてくれている」と、最後は締まった表情でうなずいた。
坂本も「こうやってみんなでつなげば、勝ちがついてくる。流れがいいので、特に僕が言うことはないです」とクールにまとめた。youtu.be
いつもは淡々と話す坂本の声が、ワンオクターブ高かった。お立ち台に立つと、背番号6は一気にまくし立てた。
「最後、いい場面で回ってきたので、何とか決めたいと思っていました! 思い切って、積極的に行って、それがいい結果になってくれました! いい流れで5連勝しているので、明日も勝って、みんなで喜びましょう!」。締めの言葉に、東京Dが揺れた。
今週3度目となる劇的幕切れだった。2点ビハインドの9回。「ワンチャンスで追いつけると思っていた。誰も諦めてなかったです」。1死から代打・高橋由が四球を選ぶと、続く代打の立岡が中前安打でつないだ。
橋本が歩いて満塁とすると、片岡のタイムリーで1点差とし、なおも1死満塁。逆転が濃厚な雰囲気の中、主役が打席に入った。いつもより指1本分だけ短く握ったバット。福谷の初球、低め直球を捉えると、低いライナーが左翼・藤井のグラブの先を抜けた。
二塁付近で跳びはねるヒーローを目がけ、ナインがグラウンドへなだれ込んだ。ただ、打席では冷静かつ正確に状況を把握していた。「相手も追い込まれている。長打はいらない場面。コンパクトにいこうという気持ちでした」。10年9月21日の横浜戦(東京D)以来、自身7度目のサヨナラ打は、決めるべくして決めた。
原監督もベンチを飛び出し、両手を上げて2度、派手なガッツポーズを繰り出した。サヨナラの興奮がさめぬまま指揮官が会見場に入ると、勝利インタビューのカメラは準備途中。「ん? ちょっと、来るの早かったか?」―。真っ赤な頬は緩みっぱなしだ。「貯金は3つだろ? えっ4つか! まあ、まだ5割ちょっとだから。4つかあ。てんてんてん(・・・)だな」
今週3度目のサヨナラで5連勝。50勝リーグ一番乗りで、首位に返り咲いた。指揮官は「チームの流れというか、いい風が吹いていると思う。全員の力を結集して、相手チームに戦いを挑み、果敢に攻めてくれている」と、最後は締まった表情でうなずいた。
坂本も「こうやってみんなでつなげば、勝ちがついてくる。流れがいいので、特に僕が言うことはないです」とクールにまとめた。youtu.be