なんちゃって村田のジャイアンツ blog

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スカパー!サヨナラ賞

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井端選手が「スカパー!サヨナラ賞」初受賞
月間を通じて最もインパクトのあるサヨナラ打を放った選手に贈られる月間「スカパー!サヨナラ賞」(協賛:スカパーJSAT株式会社)の6月度受賞者が発表され、セ・リーグ井端弘和選手が初受賞しました。

 井端選手は、6月3日に東京ドームで行われたオリックス2回戦の、1対1で迎えた9回裏一死一、三塁の場面で代打で登場、二、三塁になった後、センター前へサヨナラ安打を放ちました。この勝利でチームはDeNAと同率で、1か月ぶりの首位に浮上しました。

 受賞した井端選手は「全く無縁の賞だと思っていた。18年間現役をやってきて、(サヨナラ打は)そんなに数多くは打っていないので、賞をいただくことができてうれしい」と喜びを口にしました。サヨナラ打は自身通算5本目も、代打としては初めてでした。

 最後に残り6試合となった前半戦に向け「6連勝をねらっていきたい。(前半戦を)いい形で終わって、後半戦を迎えられればいい」と意気込みを語りました。
 
井端、40歳1号もバント失敗悔やむ「求められているもの違う」
表情ひとつ変えず、井端は厳しい表情でダイヤモンドを一周した。5点リードの7回2死二塁。松田の外角145キロをフルスイングすると、打球は左翼席に飛び込んだ。今季263打席目にして初本塁打。昨年10月1日のヤクルト戦(神宮)以来となる一発は、高橋由に次いでチーム6人目の40代アーチとなったが、「求められているものが違うので、悔しさが大きい」と吐き捨てた。

 求められているもの。井端が悔やんだのは、その前の打席だった。2点リードの6回無死一、二塁。バントのサインが出るも、1ボールから見逃しでストライクを取られると、2球連続でファウルし、まさかのバント失敗となった。「(しっかりバントを)やらないといけないところだった」。後続がつなぎ、長野、阿部の適時打で追加点を奪ったものの、流れを左右しかねない、競った展開での凡ミス。すかさず挽回の一撃をお見舞いしたが、職人は少しも納得しなかった。

 チームは交流戦で11位と低迷し、リーグ戦再開後もなかなか勢いに乗り切れなかった。だが、百戦錬磨の背番号2は「爆発する時って、ある日、突然来るもんだよ。何の前触れもなく、ある日突然ね。ここを境という、そういうカードが必ず来る」と断言し、腰を据えて戦い続けることの大切さを説いていた。

 予言通り、チームは突如、加速し始めた。だからこそ、首位攻防戦の、しかも緊迫した展開で自分が犯したミスを許せなかった。今季初の6連勝をかけた12日、ベテランはいつもの職人技を見せるはずだ。