プロ野球 2015 巨人×DeNA 14回戦 ~松山〜
貧打解消へ軽量バット!理想フォーム追求へ「物干しざお」と二刀流
巨人が原辰徳監督(57)発案による超軽量バットを、今後の練習で本格的に導入することが27日、分かった。700グラム前後の特注品で振り込み、スイングのキレ、スピードを取り戻すのが目的。一方で長さ約1メートルの長尺バットも使用しており、長短“二刀流”での打棒復活を目指す。チームは海路で広島から松山へ移動。カード6連敗中の天敵DeNAを、宮本武蔵ばりの二刀流で斬る。
黒光りするバットを、汗だくの男たちがハイスピードで振り回す。原巨人が秘密兵器を導入した。前カードの広島戦中に届いたのは、3本の特注バット。長さは34インチ(約86センチ)と通常のバットと変わらないが、芯の部分が極めて細い。そして何より軽い。通常バットは900グラム余りが一般的だが、それぞれ650、700、750グラムしかないのだ。
リーグ最低打率(2割3分7厘)の貧打解消が目的だ。原監督は「体のキレ、スピードを思い出させる。重いバットを練習で使って、試合では軽く振りたいとなるけど、体がキレないとダメ。中西太さんから教わった練習なんだけどね」と説明した。
1キロ前後の重いマスコットバットを使う練習は一般的だが、スイング自体は微妙に遅くなる。速く動くための筋肉をどう鍛えるか。逆転の発想から軽量バットが生まれた。交流戦後、指揮官の依頼を受けた球団スタッフとミズノ社が相談し、約1か月かけて開発。ノックバットを原型にした。
広島戦が“お試し期間”で、今後は日常的に使用する。この日は松山への移動後、坂本、阿部、亀井、片岡、井端を除く野手陣が練習。ナインも「速く振る感覚をつかむためと思う」(高橋由)、「10グラム違うだけでも感覚が全然違う。200グラムも軽いと全く別物で、バットを振ってる感じではないね」(長野)と意図を理解しながら振り込んでいる。
軽量バットに先立ち、“物干しざおバット”も採用中だ。こちらは約1メートルで重さも1キロほど。「長いバットは、しっかり下半身と上半身が連動しないとレベル(水平)には振れない」(清水打撃コーチ)と効率いいフォームも同時に追求している。
船旅を満喫した指揮官は「乗り心地よかったな。霧笛がオレを呼んでいる」とご機嫌だった。キヨシDeNAには6連敗中だが「船酔いしているようじゃ人生は渡れない。(荒波に立ち向かう?)そういうことだ!」と闘志を燃やした。今は借金1の3位。“二刀流”で荒波を打ち破る。
黒光りするバットを、汗だくの男たちがハイスピードで振り回す。原巨人が秘密兵器を導入した。前カードの広島戦中に届いたのは、3本の特注バット。長さは34インチ(約86センチ)と通常のバットと変わらないが、芯の部分が極めて細い。そして何より軽い。通常バットは900グラム余りが一般的だが、それぞれ650、700、750グラムしかないのだ。
リーグ最低打率(2割3分7厘)の貧打解消が目的だ。原監督は「体のキレ、スピードを思い出させる。重いバットを練習で使って、試合では軽く振りたいとなるけど、体がキレないとダメ。中西太さんから教わった練習なんだけどね」と説明した。
1キロ前後の重いマスコットバットを使う練習は一般的だが、スイング自体は微妙に遅くなる。速く動くための筋肉をどう鍛えるか。逆転の発想から軽量バットが生まれた。交流戦後、指揮官の依頼を受けた球団スタッフとミズノ社が相談し、約1か月かけて開発。ノックバットを原型にした。
広島戦が“お試し期間”で、今後は日常的に使用する。この日は松山への移動後、坂本、阿部、亀井、片岡、井端を除く野手陣が練習。ナインも「速く振る感覚をつかむためと思う」(高橋由)、「10グラム違うだけでも感覚が全然違う。200グラムも軽いと全く別物で、バットを振ってる感じではないね」(長野)と意図を理解しながら振り込んでいる。
軽量バットに先立ち、“物干しざおバット”も採用中だ。こちらは約1メートルで重さも1キロほど。「長いバットは、しっかり下半身と上半身が連動しないとレベル(水平)には振れない」(清水打撃コーチ)と効率いいフォームも同時に追求している。
船旅を満喫した指揮官は「乗り心地よかったな。霧笛がオレを呼んでいる」とご機嫌だった。キヨシDeNAには6連敗中だが「船酔いしているようじゃ人生は渡れない。(荒波に立ち向かう?)そういうことだ!」と闘志を燃やした。今は借金1の3位。“二刀流”で荒波を打ち破る。