プロ野球 2015 巨人×ヤクルト 14回戦 ~福島〜
長野、秘密兵器“物干しざお”で新4番爆発だ
巨人は4日から3毛差で追う1位・ヤクルトとの首位攻防3連戦に臨む。真夏のデッドヒートに向け、長野久義外野手(30)が3日、秘密兵器の導入計画を明かした。これまで長さ87センチのバットを使ってきたが、それより5センチも長い92センチの長尺バットをメーカーに発注。外角のヒッティングゾーンを広げることと、遠心力による強い打球を飛ばすことが主な狙いだ。
天才・長野の発想は、やはり斬新だった。届かない外角のボール球には手を出さない、ではない。届くように、バットを長くしちゃおう―。ホームベースから1足分ほど離れて打席に立つ独特のスタイルで結果を出してきたが、今季は外角球に大苦戦。見かねた原監督から視力検査を勧められたこともあったほどだ。そこで、これまで使っていた87センチのバットを5センチ伸ばし、92センチの長尺バットを導入することにした。
“物干しざお”と呼ばれたバットを使いこなした「初代ミスタータイガース」藤村富美男氏のバットが94センチだから、それに匹敵する長さだ。グリップ周辺の直径を2ミリほど細くしたため、重量は900グラムとほぼ変わらないが、見た目はノックバットのように細長い。ミズノ社の担当者が「遠心力が利くので、強い打球を遠くへ飛ばすのにも適していると思います」と説明するように、単にヒッティングゾーンを外側へ広げるだけでなく、飛距離増にも効果がある。
すでに試作品は入手。7月31日の中日戦(東京D)の試合前練習からテストしてきた。同日、1軍昇格したカステヤーノスとは同組でフリー打撃しているが、注目を集める新助っ人の横で、背番号7はせっせと看板直撃弾を量産していた。「どうですか? カスティーよりも飛んでましたか?」と、秘密兵器の破壊力に満足げ。長さ、太さともに規定の範囲内で、強度のチェックなどをクリアすれば、近日中にも実戦用が手元に届くという。
入団以来、8月の月間打率は3割を下回ったことがなく、過去5年間の通算でも打率3割4分7厘とハイアベレージ。「夏男×長尺バット」のコラボがどんな爆発をもたらすか、注目される。
故障離脱した亀井に代わり、長野が3試合連続で4番に座る。この日は新幹線で福島入り。「(打順についての意識は)何もないですよ。勝利に貢献できるように頑張ります」といつもの調子だったが、秘密兵器の導入は、4番として打線を引っ張るという決意の表れに違いない。
天才・長野の発想は、やはり斬新だった。届かない外角のボール球には手を出さない、ではない。届くように、バットを長くしちゃおう―。ホームベースから1足分ほど離れて打席に立つ独特のスタイルで結果を出してきたが、今季は外角球に大苦戦。見かねた原監督から視力検査を勧められたこともあったほどだ。そこで、これまで使っていた87センチのバットを5センチ伸ばし、92センチの長尺バットを導入することにした。
“物干しざお”と呼ばれたバットを使いこなした「初代ミスタータイガース」藤村富美男氏のバットが94センチだから、それに匹敵する長さだ。グリップ周辺の直径を2ミリほど細くしたため、重量は900グラムとほぼ変わらないが、見た目はノックバットのように細長い。ミズノ社の担当者が「遠心力が利くので、強い打球を遠くへ飛ばすのにも適していると思います」と説明するように、単にヒッティングゾーンを外側へ広げるだけでなく、飛距離増にも効果がある。
すでに試作品は入手。7月31日の中日戦(東京D)の試合前練習からテストしてきた。同日、1軍昇格したカステヤーノスとは同組でフリー打撃しているが、注目を集める新助っ人の横で、背番号7はせっせと看板直撃弾を量産していた。「どうですか? カスティーよりも飛んでましたか?」と、秘密兵器の破壊力に満足げ。長さ、太さともに規定の範囲内で、強度のチェックなどをクリアすれば、近日中にも実戦用が手元に届くという。
入団以来、8月の月間打率は3割を下回ったことがなく、過去5年間の通算でも打率3割4分7厘とハイアベレージ。「夏男×長尺バット」のコラボがどんな爆発をもたらすか、注目される。
故障離脱した亀井に代わり、長野が3試合連続で4番に座る。この日は新幹線で福島入り。「(打順についての意識は)何もないですよ。勝利に貢献できるように頑張ります」といつもの調子だったが、秘密兵器の導入は、4番として打線を引っ張るという決意の表れに違いない。