プロ野球 2015 巨人×ヤクルト 16回戦 ~神宮〜
“夏男”村田、球団通算1万試合祝砲連発!首位攻防連勝「早く混戦抜け出す」
巨人が一発攻勢でシーソーゲームを制し、通算1万試合目を白星で飾った。1点を追う5回に長野の3ラン、村田のソロで4点を奪い一時逆転したが、その裏に追いつかれ、6回に勝ち越しを許した。1点ビハインドの7回、村田が今季初の1試合2発となる2打席連続の2ランを放ち、再逆転した。山口、マシソン、沢村の勝利の方程式でリードを守り、ヤクルトに連勝で首位をキープ。通算成績は5689勝3999敗312分けとなった。
これが、村田修一だ。空中戦の主役に躍り出る豪快な放物線が、左翼席に飛び込んだ。1点を追う7回1死一塁。ロマンのスライダーをフルスイングで捉えた。今季初1試合2発、2年ぶりの2打席連発となる、逆転の8号2ラン。「メモリアルな試合で2本打てて良かった」。節目の球団通算1万試合目。一発長打で圧倒する伝統を体現し、試合を決めた。
1本目の7号ソロも大きかった。長野の逆転3ランの直後の5回2死。2ボールから小川の外角カットボールを右翼席へ。「思い切っていったのが良かった」。前半戦の不振がウソのような、逆方向への巧みな打撃で、ヤクルトに大きなダメージを与えた。
いつの時代も、巨人軍は豪快なアーチでファンを魅了した。王、長嶋、80年代からは原辰徳が4番に君臨。通算317本塁打の村田も12年の移籍後、66本塁打した。「一振りで試合を決められるのが本塁打の最大の魅力。長い間、それでやっている」。原監督が打った瞬間、バットを放り投げた伝説の「バット投げアーチ」をみせた神宮で、伝統の継承を証明した。
村田といえば夏。13年8月は月間46安打を記録し、リーグ記録を塗り替えた。今季は極度の不振に苦しんだが、大好きな季節の到来とともに心も入れ替えた。「どんなことも『知らねえよ』って感じです」。三塁を守れるフランシスコの再来日、カステヤーノスの入団にも「関係ない」ときっぱり。凡打に下を向く姿はなくなった。強気のスタイルでよみがえった。
この日の神宮は気温35度の酷暑。試合前はキレを出そうとショートダッシュを繰り返したが、夏男でさえ「吐きそう。20時試合開始にしましょう」ともん絶。フラフラした足取りで、体格のいい番記者にもたれかかってしまうほどだったが、すぐに回復。フリー打撃で豪快なサク越えを連発し、猛打を予感させていた。
チームは、足技も光った。初回1死二塁からは立岡が初球三盗。5回1死二塁でも片岡が三盗を決め、小川を揺さぶった。一発攻勢に機動力を絡めた原野球。強さが際立った。指揮官は「相手に主導権を譲らなかった。非常にチームにとっても大事な時期。1万試合という節目に勝てたことは大きい」とうなずいた。
「熱い戦いが続きますが、早く混戦を抜け出せるように頑張ります」と村田。節目の一戦で、首位固めに弾みをつけた。
これが、村田修一だ。空中戦の主役に躍り出る豪快な放物線が、左翼席に飛び込んだ。1点を追う7回1死一塁。ロマンのスライダーをフルスイングで捉えた。今季初1試合2発、2年ぶりの2打席連発となる、逆転の8号2ラン。「メモリアルな試合で2本打てて良かった」。節目の球団通算1万試合目。一発長打で圧倒する伝統を体現し、試合を決めた。
1本目の7号ソロも大きかった。長野の逆転3ランの直後の5回2死。2ボールから小川の外角カットボールを右翼席へ。「思い切っていったのが良かった」。前半戦の不振がウソのような、逆方向への巧みな打撃で、ヤクルトに大きなダメージを与えた。
いつの時代も、巨人軍は豪快なアーチでファンを魅了した。王、長嶋、80年代からは原辰徳が4番に君臨。通算317本塁打の村田も12年の移籍後、66本塁打した。「一振りで試合を決められるのが本塁打の最大の魅力。長い間、それでやっている」。原監督が打った瞬間、バットを放り投げた伝説の「バット投げアーチ」をみせた神宮で、伝統の継承を証明した。
村田といえば夏。13年8月は月間46安打を記録し、リーグ記録を塗り替えた。今季は極度の不振に苦しんだが、大好きな季節の到来とともに心も入れ替えた。「どんなことも『知らねえよ』って感じです」。三塁を守れるフランシスコの再来日、カステヤーノスの入団にも「関係ない」ときっぱり。凡打に下を向く姿はなくなった。強気のスタイルでよみがえった。
この日の神宮は気温35度の酷暑。試合前はキレを出そうとショートダッシュを繰り返したが、夏男でさえ「吐きそう。20時試合開始にしましょう」ともん絶。フラフラした足取りで、体格のいい番記者にもたれかかってしまうほどだったが、すぐに回復。フリー打撃で豪快なサク越えを連発し、猛打を予感させていた。
チームは、足技も光った。初回1死二塁からは立岡が初球三盗。5回1死二塁でも片岡が三盗を決め、小川を揺さぶった。一発攻勢に機動力を絡めた原野球。強さが際立った。指揮官は「相手に主導権を譲らなかった。非常にチームにとっても大事な時期。1万試合という節目に勝てたことは大きい」とうなずいた。
「熱い戦いが続きますが、早く混戦を抜け出せるように頑張ります」と村田。節目の一戦で、首位固めに弾みをつけた。