プロ野球 2015 巨人×ヤクルト 18回戦 ~神宮〜
勝呂コーチが配置転換 川相ヘッドが三塁ベースコーチに
巨人が25日、ヤクルト戦(神宮)でベースコーチの配置転換に乗り出した。開幕から三塁ベースコーチを務めてきた勝呂壽統(すぐろ・ひろのり)内野守備走塁コーチ(51)に代わり、普段は攻撃中、原監督の横で作戦面をサポートしている川相昌弘ヘッドコーチ(50)が三塁ベースコーチとなった。
巨人は最近、勝負所での痛い走塁ミスが続いている。16日の中日戦(ナゴヤD)では1点を追う9回無死二、三塁から橋本の一ゴロで鈴木が三本間に挟まれ、三塁ベース手前でタッチアウトになったが、三塁ベースに到達していた二塁走者の立岡が二塁に戻り始めて挟まれ、タッチアウトでダブルプレーとなった。
さらに、22日の広島戦(マツダ)では2回1死一塁からアンダーソンの右前安打で一塁走者の長野が二塁ストップ。試合後、原監督が「攻撃的にと言っているけど、あれでサードにいけないというのがね。コーチャー(勝呂三塁ベースコーチ)も簡単に止める。ランナーも当たり前のように止まる。非常に反省。外野の守備も深い中、ひとつひとつ各駅停車にしているようでは」と苦言を呈していた。
チームは首位・阪神に2・5ゲーム差の2位(24日現在)。リーグ4連覇に向けて嫌な流れを変える意味も込めて、シーズン中では異例のベースコーチ交代に踏み切った。なお、勝呂コーチはベンチ入りメンバーには名前が入っていて、試合前はシートノックのノッカーを務めた。