なんちゃって村田のジャイアンツ blog

ジャイアンツ、試合結果、選手プロフィール

マツダオールスターゲーム2015 2st GAME 〜マツダスタジアム〜

セ・リーグパ・リーグ
(左) (左) 秋山
(二) 菊池 (二) クルーズ
(三) ルナ (中) 柳田
(指) 筒香 (一) 中田
(一) 新井 (三) 中村
(中) 梶谷 (指) 糸井
(右) 雄平 (右) 松井
(遊) 田中 (遊) 中島
(捕) 會澤 (捕) 炭谷

先発投手

セ・リーグ黒田博樹

パ・リーグ:吉川光男

 
球宴】尚広、夢舞台で魅せた二盗!代走コールに東京D揺れた
 
 巨人勢が本拠地東京Dで躍動し、全セが逆転勝ちした。19年目で初出場の鈴木が5回、代走で出ると二盗を決め、梶谷の二塁打でホームを踏んだ。「5番・DH」で先発出場した阿部は6回、涌井から左越えの勝ち越しソロ。MVPには全セの2番手として3イニングをパーフェクトに抑えた藤浪が選ばれた。対戦成績は全セの76勝80敗10分け。第2戦は、18日午後6時半からマツダスタジアムで行われる。

 飛んだ。跳ね上がった。トップスピードに乗った鈴木は、勢いよく二塁に滑り込んだ。「未体験ゾーンだったけど、非常に楽しくできた。思い出に残る」。抜群のスタートに素早いスライディング。初球宴で「神の足」と呼ばれるにふさわしい職人芸をやってのけた。

 ベンチから飛び出した瞬間、場内のボルテージは最高潮に達した。5回無死一塁、中村の代走で登場。いきなり涌井からけん制をもらい「ビックリした」がひるまなかった。「ジラすのは嫌。みんなが初球から『行くんだろ』と、シーズン中にはないプレッシャーがあった。一堂に会したプロ野球好きの大声援に、後押ししてもらった」

 初球、二盗に成功。梶谷が5球目を中堅左へはじき返すと、悠々と本塁に生還した。「ホームに帰ってきて、初めて仕事をしたと思えるので良かった」。スチールからホームイン。「尚広の5球」が鮮烈な印象を残した。

 元阪神川藤幸三氏に並び最も遅い、19年目の初出場。代走稼業を極め、夢舞台にたどり着いた男だからこその提言がある。選出の“スペシャル枠”として新たに代走、代打部門を導入することだ。

 「最近は投手でも、中継ぎや抑えとか項目が増えてきている。『代走』『代打』という項目があってもいい。9人と考えると難しいけど、25人の中で勝つために必要で外せないポジション。代打とピッチャーの対決、代走の盗塁が、オールスターの一つの魅力、醍醐(だいご)味につながる」

 そのままレフトに入り、6回に代打を送られた。メーカーが球宴用に用意した黄色の手袋はポケットにしのばせ、「一緒に戦いたかった」と、いつものオレンジ色の手袋を使用。予告していた本盗は18日の第2戦に持ち越しとなったが、魅力が凝縮された走塁だった。

 客席には両親ら家族を招待した。これまで心配のあまりプレーを直視することができなかった母・とし子さんが、しっかり自分を見ていたと聞き、「僕ももう37歳。堂々と見てもらいたかった。お母さんの成長ぶりに感謝したい」と笑った。真夏の祭典。最高の恩返しができた。
 
菅野、尚広、阿部、山口、高木勇人の5人が出場しますので活躍できるの期待してますよ(^o^)/